●うる【売る】
多くのRPGのほとんどの店は古物商もやっていて、持ち物は何でも大抵買ってくれる。売値は買値の半額の場合が多い。
大抵は専門にかかわらずなんでも買い取ってくれる。武器屋が食い物買ったり薬屋が鎧買ってどうするつもりなのかは謎。
イベントアイテムなどは貴重なものだからと普通は買い取りしないのだが、
何故か敵が落とすレアアイテムなどは信じられない安さで買い叩かれたりするからRPG世界の経済はよく分からない。
追記:ちなみに売値が1の場合だと、世界に一本しかないエクスカリバーとかを売ろうとするとこの値段が出やすい。
過去作のFFなどで顕著。売んなよ、ということか。
●きじょうよう-どうぶつ【騎乗用動物】
人間や積荷を乗せて移動・運搬などの仕事をする動物。現実世界では馬、牛、象など。
RPG世界では架空の動物がよく使われるが、地味だけど普通の馬もかなり多い。
稀に馬以外のその世界独自の生物が登場し、フィールドで移動スピードを上げるために
乗ったり戦闘中に乗ったりイベントで騎士が乗ったりする。
また、架空の動物の中には飛行や水上移動ができるものもいる。
世界観の一部でしかないか、イベントでのみ使われるか、移動手段になるかは作品によって様々。
現実では生き物に乗ってゆったり、なんて経験できるのは少数の上流階級の人たちなので、
非現実的な騎乗用動物にはみんなのロマンが詰まってるのかもしれない。
☆普通の馬が活躍するRPG☆
FEシリーズ、ドラクエシリーズ、ミンサガ、WA3、幻想水滸伝シリーズなど
☆架空の騎乗動物(陸上)☆
チョコボ(FF)、バーニィ(SO)、キラーパンサー(ドラクエ8)など
☆架空の騎乗動物(飛行)☆
ラーミア(ドラクエ3)、フラミー(聖剣2,3)、ロンバルディア(WA2,3)など
●こぼると【コボルト】
ドイツの伝承に登場する小妖精。
一般的には犬型の亜人として現される事が多いが、本来はゴブリンに近い容姿をしている。
頭部の形状が犬に似ていると言う伝承があり、いつの間にか犬型で定着してしまったようだ。
いたずら好きだが人の手伝いをする事もある。またノームのように地下に住む者もいる。
RPGでは一般的にゴブリンと同程度か若干強めのモンスターとして登場する。
殆どの場合ただの雑魚モンスターだが、稀に幻想水滸伝のように社会生活を営む亜人の一種として登場する事もある。
追記:イタズラ好き、女好き、臆病、怪力、などなど文献によって異なる様々な性格を持っているが、
その見た目は決まってゴブリン(小鬼)の姿で描かれており、
現在のRPGで主流となっている「犬やオオカミに似た姿」という描写はどこにもない。
TRPGの「ダンジョンズ&ドラゴンズ」で「犬のような頭」と紹介されたのが初出で、
この設定がRPGを初めとするファンタジー世界全般に広がっていったと思われる。
●ぞくせい【属性】
1)その名の通り、属する性質の事。
RPG内では、火(炎)、水、氷、風、雷、地、光、闇などの種類がある。
属性を持つのは、キャラクタ、魔法、召喚獣、武器防具などゲームにより様々。
属性間では、水>火、火>氷、雷>水といったように強弱関係が成立しており、
例えば、水属性のモンスターに雷系の呪文で攻撃すれば大ダメージを与える事ができる。
また、火属性のモンスターに火属性の武器で攻撃してもダメージを与えるどころか
ダメージ分のHPを吸収されてしまうということもある。
更に、光属性のキャラクタは相反する闇属性の武器を装備できない、といったこともあり、
属性とは意外と奥深い。
最近はこの属性が付くゲームも多いので、覚えておいて損はない。
因みに、世界を救う勇者は光属性、世界を破滅に陥れようとする魔王等のボスには闇属性が多い。
追記:ゲームによっては、炎→風→土→雷→水→炎という「一方通行タイプ」と
水←→炎というようにお互いが弱点という「双方向タイプ」に分けられることが多い。
2)
@事物の有する特徴・性質
A偶然的な性質とは区別され、物がそれなしには考えられないような
本質的な性質。例えばデカルトでは精神の属性は思惟、物体の属性は延長。
〜広辞苑より〜
RPGにも登場する概念の一つ。例えば剣で斬るなら「物理」属性、火炎呪文
なら「火炎」属性などと設定されていることが多い。
また敵モンスターに属性が設定されていることも多く、アンデッド(=闇属性)
なら光属性に弱いなどがあり、 与えるダメージが増加したりする。
逆に水属性のモンスターに水属性で攻撃するとダメージが半減したり、
あまつさえ吸収され、回復されてしまうこともある。
地味に重要な要素といえるので、きちんと押さえておきたい部分の一つ。
3)イメージカラーとほぼ同義。
実際、属性を色で表現するゲームもある(クロノ・クロスなど)。
4)戦略性を上げるために攻撃や防御に付加される要素。
攻撃力や防御力など直接的な数値に、属性同士の相性による修正をかける。
相克の関係にあるもの
対照的、もしくは同じ属性にのみ効果を発揮するもの
耐性や弱点として数値で設定されているもの等
扱いは様々。
また、属性がキャラごとに固定されているゲームに於いては
属性はキャラクターの性格に加味されることもある。
5)キャラクターの性格的傾向。
こちらの意味だと戦闘に影響することは少なく、単に世界観の表現であることが多い。
主人公に設定されている場合、主にストーリー進行やNPCの対応などに影響する。
プレイスタイルや要所での選択によって変化するので、プレイヤー自身の性格が反映されやすい。
例)善-悪(Wiz等)、秩序-混沌(女神転生)
●どうぐ-や【道具屋】
1)読んで字の如く、道具を売っているお店。
至ってシンプルで分かりやすいネーミングのお馴染みの存在だが
RPG黎明期にはこの施設は『交易所』と呼ばれていたのだった。
『道具屋』という言葉は堀井雄二氏がDQ製作時に
四苦八苦して捻り出したというのは知られざる伝説である。
2)街で道具を売ってる人。
旅人に高価なアイテムを売られ続けても買い取りを続けられる無尽蔵の資金と
旅人による理不尽なまでの買占めに対応できるほどの在庫を常時保有する事が
店を出す条件となる極めてハードルの高い職業。
☆使用例☆
テメェ!ここは_______だぜ!?わかってんのか!
☆類似語☆
武器屋、防具屋、よろず屋(武器屋、防具屋、道具屋全てを兼ねた店)
●どらごん-くえすと【ドラゴンクエスト】
1)ヨーロッパで流行のテーブルRPGをヒントに企画されたコンピュータRPG。
基本的にRPGというものはこのドラクエタイプのものが指される。
レベル、HP、魔法、武器屋、宿屋、城、町、エンカウント、ダメージ床など
基本的にRPGに必要なシステムは一通りそろっており
今日のゲーム業界に与えた限りなく大きいであろう。
発売当時は日本にまだRPGなどいうジャンルが定着しておらず
関係者もそんなに売れないと予想されていた。
予想通りそんなに売れなかった。
が、その後口コミにより、少しずつ売れ始め、いつのまにか大ヒット作品となる。
で、RPGが売れるとわかったとたん、各ゲーム会社から大量の類似品が発売された。
ちなみにこのドラクエ1の容量は64キロバイト
ただ単にドラゴンクエストというとシリーズ全体を表すので
ドラゴンクエスト1と呼ばれるのが普通。
2)1作目は、ドラゴン退治(竜王or姫をさらったドラゴン)が目的だったので
実に核心を突いたタイトルであった。
シリーズが進む毎に、ドラゴンからかけ離れて行く。
一応、雑魚敵としてドラゴンが出るからぎりぎり許されている感がある。
そこで出るであろう突っ込みとして、
「ファイナルファンタジーって、何がファイナルだよwwwww」
があるだろう。
しかし、■いわく
「ファイナルファンタジー=最後のファンタジーではなく、 究極のファンタジーの意味である」
とのこと。
間違い無く後からつけた、こじ付けであることは否定できない。
あんまり究極じゃないし・・・。
3)人間の敵キャラこそ少ないものの、シリーズが進むにつれて人間の負の部分がだんだん大きく描かれている。
特に4以降では終わっても非常に後味の悪いイベントがいくつか存在し(ロザリー関連、チャゴス、レブレサック等)。
これらもある意味ドラクエのテーマといえるのではないのだろうか?
4)疑いようも無くエニックス(現スクウェア・エニックス)のRPGのこと。
…と思いきや、アメリカには同名のTRPGがあったりする。
エニックスのドラゴンクエストがアメリカでは「ドラゴンウォーリア」
に名前が変わっているのはこのTRPGのおかげ、という噂があるとかないとか。
●ろーぐ【ローグ】
1)WIZと双璧をなすダンジョン探索RPG。
魔王もいない、悪者もいない。ただあるものは危険と己とその野心のみという超硬派RPG。
主人公は己の分身であり、腐った物でも食い(無理矢理食わされる)一人で戦う猛者。
これを前にするとそん所そこらのRPGは裸足で逃げ出すぜ!
元をたどれば無料配布だからゲーム会社も裸足で逃げ出すぜ!
キーボードの運指ソフトの側面もあって勉強になるぜ!
WIZとは違ってフリーソフトなので自身は埋もれ気味であり、
そのことが個人が戦うローグと組織で戦うWIZの対比にもなっているようで
どこか薄ら寒いように思える
2)ローグギャラクシーのこと。
DQ8やダークシリーズなどを開発したLEVEL5の期待作だったが、さまざまな理由により大コケ。
かなり売れたので、会社の悪評がひろがる要因にもなった。
ローグは糞、などと書き込まれているのをみると胸が痛む。
ちなみに、一部の人は分かってて書いていたりするので、むやみに突っ込むと恥ずかしい思いをするかもしれない。
3)略